腰椎分離症(成長期) 甲賀市 湖南市 伊賀市 寺庄整骨院でよく診る症例シリーズ
2020/09/29
腰椎分離症は比較的よく耳にする疾患ですが、成長期のものと加齢性
のものがあり、その病態や経過は成長期タイプと加齢性タイプで
異なります。
今回は成長期の腰椎分離症を取り上げることにします。
成長期の腰椎分離症は、子供たちが成長期に活発にスポーツ活動
をすることで起きる疲労骨折になります。
疲労骨折なので早期に分離症を発見出来れば骨癒合が十分期待できます。
腰椎分離症の多くは下位の腰椎に発生することが多いです。
腰椎の椎体とよばれる所と椎弓とよばれる所の連結している所に
繰り返しストレスがかかり、疲労骨折を生じます。
スポーツの種目別にみてみますと野球、サッカー、陸上競技、バレーボール
バスケットボール、テニスなど様々な種目で発生し
年齢別にみると、13、14、15歳が多く次いで16歳という順に
なります。腰を反らした動きや腰を捻るスイング動作などが繰り返し
続くと腰椎にストレスが加わり続けて分離症を起こします。
それでは、一般的な腰椎分離症の診断から治療までの流れをみて
いきましょう。
①まず問診でスポーツ時に腰痛がある。
②整形外科的検査にて陽性である(背中〜腰を反らす動作にて痛みが出現)
③レントゲン検査にて椎弓部分に亀裂像がある。
この①②③がある場合→精密検査(MRI CT等)
MRI、CT等の精密検査にて骨癒合が可能性ありと判断されれば
コルセットを付けて患部を安静にします。
あとは発見された時点でどの位の時期にあたるかで、その後の
治療やリハビリが変わってきます。
早期でまだ亀裂がない時期や亀裂があるが進行期の場合は
コルセットを使用して患部を安静にしていれば骨癒合が可能です。
しかし、亀裂がはっきりしていて偽関節化(骨折した部分が骨どうし
が癒合しない状態で離れてしまっている状態。自然には癒合しない)
している終末期では骨癒合は限りなく少ない状態です。
この場合は体幹トレーニングによる筋力強化や腰に負荷がかかりにくい
動作を身につけて、骨で身体を支える状態(骨性支持)から
筋肉で身体を支える状態(筋性支持)に変化させることにより
スポーツが可能になるケースもあります。(寺庄整骨院では、ほとんどの
子供たちがスポーツ復帰しています。)
スポーツ復帰までの日数は腰椎分離症の発見時の状態によって様々です。
片側のみ分離している状態、両側とも分離している状態、
片側が分離(癒合可)もう一方が偽関節(癒合不可)の状態など、多岐に
わたります。両側が偽関節(癒合不可)で年齢的にも高校生を過ぎている方は
ほぼ骨癒合は期待出来ないので筋トレのリハビリ中心になります。
寺庄整骨院の場合は、微弱電流とハイトーン治療による
細胞のミトコンドリアに働きかける治療でミトコンドリアの増加、活性化で
骨細胞の修復を促し、1日でも早い骨癒合と痛みの低下、スポーツ復帰
を目指し治療を行っています。
コルセットの固定がけっして必要ないということではありませんが、
通常の治療に比べてスポーツ復帰が早くなったケースも珍しくありません。
腰椎分離症でお悩みの方、リハビリ中の方、一度ご相談ください。
病院のリハビリと併用で治療をしている方もおられます。
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寺庄整骨院
住所:
滋賀県甲賀市甲南町寺庄675-2 杉本ビル2F
電話番号 :
0748-60-1464
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