腰椎分離症のスポーツ選手におすすめの治療法は？

腰椎分離症は、腰椎への進展動作(後ろに反る)や回旋動作による繰り返しのストレス等によりおこりやすいと言われています。スポーツ選手にとっては、このような動作による負荷の大きいスポーツや運動を続けることが原因となります。腰椎の関節突起間部に起こる疲労骨折を腰椎分離症と呼んでいます。症状が進行すると、腰椎分離すべり症に進行してしまうこともあり、腰痛だけではなく、下半身のしびれや痛み、筋力低下など様々な影響を与えることがあります。そこで、腰椎分離症のスポーツ選手におすすめの治療法をご紹介します。

おすすめの治療法をご紹介する前にご自身で気を付けて頂くことをお話しさせていただきます

腰椎分離症の場合は、自己注意が必須です。まず最優先は疲労骨折している患部の安静です。骨癒合が目的ですので、通常はコルセットで患部に負担がかからないように固定し安静を保ちます。ですのでスポーツや運動を一定期間中止します。しかしただ安静にするだけではなく、日常生活での姿勢や患部に負担のかからない運動方法を見直すことが大切です。例えば、筋肉をつける為に自主トレーニングを実施しても、正しいフォームで行わなければ負荷がかかり腰に負担をかけるため、逆に痛みを引き起こすことがあります。様々なスポーツで同じ姿勢が必要になる場合も、その姿勢が腰に負担をかけることがあるため、スポーツに打ち込んでいるスポーツ選手の方は特に注意が必要です。ですのでまずは患部の安静が第一です。

一般的な治療法は、コルセットを使用して患部の固定をし安静にしてスポーツや運動を禁止します。骨癒合をさせることが第一ですが、身体の柔軟性を高めるストレッチや腹筋や背筋を強化するリハビリを行うこともあります。寺庄整骨院では、患部の安静とリハビリに加えて、微弱電流施術とハイチャージ治療、加圧治療を組み合わせて細胞レベルのミトコンドリア活性を行い、細胞修復、骨癒合促進を行います。(例としては一般的な運動禁止期間は3〜12か月ですが、これらの特別な治療を加えることで、最大1.5〜6か月の期間で運動開始出来た例も報告されています。)

腰椎分離症の治療はほとんどが保存療法になりますが、症状が進行していて骨癒合が難しい場合は偽関節となり手術が必要になります。その場合には術後の早期回復、リハビリ期間の短縮や術後の痛みの改善のために、微弱電流施術、ハイチャージ治療、加圧治療等を行います。